※お食事中の方には適さない内容&インパクトがある写真が登場するので
閲覧は自己責任でお願いいたします。
亡くなる前日の夜遅くになって、まめの息が荒くなってきたので
もしもの時に備えてまめの隣に布団を敷いて寝ることに。
寝るといってもアドレナリンどっぱ~ん!の状態なので眠ることが出来ず
とりあえずまめの隣で布団に入り様子を見続けていました。
ちなみにダンナ君は次の日も仕事があるので「何かあったら起こすから…」と
いつもどおりに寝てもらうことにしました。
【10月26日】(旅立ちの日)
日付が変わるころ、まめが前足をかなり激しくバタバタと動かし
苦しそうな声をあげ始めたので、布団から出てまめの頭をナデナデしながら
「大丈夫やで~、ここにおるで~」と声をかけてあげました。
5分ぐらい苦しそうな状態が続きましたが、徐々に落ち着いてきたので
静かになったところでスポイトを使って水分補給。
水分補給といっても、もう飲み込む力がなくなっていたので
カラカラになった口の中を潤してあげるという感じでした。
午前0時、午前0時30分、午前1時… と約30分おきぐらいに
前足バタバタ&声をあげる状態が続き、その度にナデナデ&水分補給。
そして午前1時半ごろにバタバタし始めたときに失禁が始まりました。
出てくるオシッコには異常はなかったのですが
ウンは今までに見たことのない真っ黒でタール状のものが出てきました。
勝手な解釈になりますが、そのウンを見たとき
「旅立ちに向けて、体の中にある余計なものを排出し始めたな…」と思いました。
これをきっかけに、朝まで断続的に前足バタバタ&声をあげる&失禁が続き
ウンもタール状のものが出続けていました。
まめが落ち着いたら水分補給をしてあげてから布団に入り
布団の中から手を出してずっとまめの前足を握ったりナデナデし
そして、また前足バタバタ&失禁がが始まったら
布団から出て失禁の処理をしてまめの体をキレイにして…
そんなことを徹夜でひと晩中繰り返していました。
最初は苦しそうなまめの相手をしながら「大丈夫やで~」と声をかけていましたが
途中からは「もういいから… もう頑張らんでいいから…」と
ウルウルしながら声をかけていました。
そして、ダンナ君を起こすことなく朝を迎えたんですが
その時にはもう、まめがまめではなくなっていました。
いつもならフル充電完了で朝から部屋の中を走り回るカレンも…
ちゃんと空気を読んでいました。
ひと晩じゅう同じ向きで寝かせていたので
朝になってとりあえず寝返りを打たせて向きを変えてあげました。
夜の間は失禁の処理に気を取られて気が付きませんでしたが
朝になって胸水だけでなく腹水も溜まり始めていることに気付きました。
(検査をしたわけではないので「おそらく胸水&腹水」ですが。)
ここまできたら、もう見守ることしかできません。
まめが息をしているか… 呼吸に伴って体が動いているか…
それを確認するために、家事をしながらも常にまめを見続けていたんですが
ふとまめを見たとき… ゲッ! 耳立ってるやん!
一瞬ビックリしましたが…
どうやらカレンがペロペロしたときに、立ってしまったようです…(^^;)
さて、朝を迎えてからも声をあげての失禁は続いていましたが
前足をバタバタする力はもう残っていないようでした。
そして、朝からどんどんまめの表情が変わってきました。
こちらは朝6時ごろのまめ。
そして9時ごろ。
もうほとんど意識はなく、弛緩しているような状態になって舌も落ちてしまい
声をあげようとしても「ハウ、ハウ…」と声にならなくなってきました。
それでも時々声にならない声をあげ、オシッコとタール状の便を出し続けていました。
そして、こちらは11時ごろの写真になりますが…
先ほどまでの弛緩した表情が一変し、今度は硬直した状態に。
このように口に犬歯が食い込んだ状態で硬直してしまい…
見るからに痛そうなので外してあげたかったんですが
口を開けようとしてもビクともしませんでした。
それでも、声をあげようと口を開けたときに唇を元に戻し
そのタイミングでスポイトを使って口の中を湿らせてあげ
でも、また気が付くと犬歯が食い込んで… そんな状態が続きました。
でも、この時に思ったのは
「犬歯が食い込んでも、そのままの状態でいるってことは
もうまめは痛みや苦しみを感じていないんだ…
だから今はもうツラい思いはしていないんだ…」 ということでした。
ごまが亡くなる直前にも同じようなことがあったので
「いよいよお別れの時が近づいてきたな…」
「多分ダンナ君が帰ってくるまで持ちこたえられないだろうな…」
と、ひとりで看取る覚悟を決めました。
そして、午後1時ごろになると…
まめの表情が弛緩でも硬直でもない自然な状態になり、失禁もなくなりました。
体の中から悪いものを出し切って、旅立ちの準備が整ったようです。
ピクリとも動かない、声を出すこともない、ただ息をしているだけの状態になったまめ。
ここで緊張の糸が切れたのか、強烈な睡魔が襲ってきました。
ここで寝てしまったら、まめを独りで旅立たせることになるかもしれない…
それだけは絶対に避けなければ… そんなことを考えながら必死で睡魔と闘いました。
2時を少し回ったころ、静かに穏やかに息をしているまめを見て
「もしかしたらこの状態のまま、ダンナ君が帰ってくるまで持ちこたえられるかも…」
そして、カレンを見て「今日は散歩なしになりそうやな…」
なんてことを思っていたところで意識が飛びました。
ハッ!と意識が戻り時計を見たら2時10分で、どうやら少しだけ寝てしまったようです。
まめを見たら、先ほどと寸分違わず姿で静かに… 寝て… えっ? まさか?
あわてて口元に手を近づけると… ゲッ! 息してへんやん!
そして、下半身に目をやると最期の失禁のオシッコがチョロチョロ流れている最中で
その横にはウンが転がっていました。
このとき最初に浮かんだ言葉は「なんでやねん!」でした。 ←実際に言うた
そうです、私が睡魔に負けて一瞬だけ寝てしまい目を覚ます直前に
まめは静かに独りで旅立ってしまったのです。
徹夜で見守り続け、朝からも独りで旅立たせないようにずっと見守っていたのに
私が一瞬だけ寝てしまったそのタイミングで旅立つなんて… まめ…
なんでやねん!
でもなんか… 最後の最後まで… まめらしかったというか…
そして、こちらはまめが亡くなった直後の1枚。
ちゃっかり乱入してくるあたり、こちらはこちらでカレンらしいです。
さて、長々とダラダラとお送りしてきた「最期の日々の振り返りシリーズ」も
ようやく今日でおしまい… ではなく
最後の最後にお見送りまでの番外編を次回お届けします。
Thank you ! See you !
まめちゃんは最後やはり戦っていたのですね。
返信削除ママさんも私と同じでした。最後を見過ごしてしまったのです。
私もちょっと家事で立っていなかったときにでした。
でもそれまではちゃんと一緒により沿っていたのですから、
きっと許してくれると私は思っています。
カレンちゃんがそばにいてくれてありがとう!
舐めて励ましてくれたことはまめちゃんはわからなくても、
ワンコ同士の気持ちがきっと通じていたと思いたいです。
匿名さん
削除コメントありがとうございます。
つらい時間はありましたが、そんなに長くなかったのが幸いでした。
ホントに一瞬のスキをついて旅立ってしまったまめ…
まぁそれもまめらしい最期かなと思っています。
最期の数日間はつらかったけど随分とカレンに助けられました。
カレンの思いはちゃんとまめに通じていたと思います!
龍ママU^ェ^U
返信削除大変でしたね(*T^T)
これが命有るものと暮らす宿命というか義務というか......(ΘдΘ)
だから生き物を飼うのはなぁ、という話を聞きますが、でも一緒に居ることで一杯いっぱい幸せ������を私達飼い主は無償で貰える訳で。それは暮らしてみないとわかりませんよね(^人^)
カレンちゃんは大丈夫ですか❔
龍ママさん
削除コメントありがとうございます。
大変でしたけど、これが最後の飼い主の義務であり責任ですね。
もう二度と飼いたくない… という話は私も聞いたことがあります。
でも失う悲しみよりも、与えてもらうモノの方が何倍も大きいので
また新たな出会いを求めてしまうんですよね♪
カレンは… どうやらひとりっ子を満喫しているようです(笑)。
ママさん、、良く頑張ったね、、決してご自分をせめないで、、
返信削除lepalacelondonさん
返信削除コメントありがとうございます。
あっという間に旅立ってしまいましたが
最期までまめワールドを貫いたというか、まめらしい最期だったと思います。
思わず「なんでやねん!」って言ってしまいましたが…(^^;)