2018年2月28日水曜日

最後の診察

月曜日の診察で、ごまの現状(食欲減退、意識が遠くなる、移動が困難)を考えて
分子標的薬の投与を終わりにしたい、そして今回で通院を最後にしたい旨を先生に伝えました。

先生もごまの様子や腫瘍の大きさを見て 「そうしましょう…」 と、あっさり同意してくれました。

まあ、長年の付き合いのおかげで、我が家の考え方をよく分かってくれてますからね。



さらに、まだ自分達が冷静なうちに… と考えて、究極の選択
つまり安楽死のことも相談させてもらいました。

血便が止まらないとか、腫瘍が破裂して出血が止まらないなど
ただただ衰弱していくのを見ているしかない、苦しい時間を長引かせるだけ
というような状態になった場合には、もちろん対応させてもらいます、とのことでした。

そういう状態にならないこと、安らかに旅立つことを、ただただ祈るばかりです。



って、こんな話をすると、ビックリするぐらい長生きしたりするんですよね…(^^;) ← 願望



さて、そんなごまの現状ですが、同じ犬の足とは思えないぐらいに腫れてむくんでます。



ズームアップすると…



1の部分は皮膚の下が膿んでいるのが見え、今にも破裂しそうです。 怖いよ~ o(><;)o

2の部分は少し前まではむくんでいるだけだったのに、赤みが出てきました。
先生いわく 「おそらく腫瘍が散っているのだろう」 とのこと。 

厚みもこんなに…



最初に気付いたときは、ピンポン玉よりも小さいぐらいだったのに…


あ、そうだ。

このブログをご覧になっている方の中に、肥満細胞腫と闘うわんこの飼い主さんがいて
ごまと同じように 「うちの子もこんなになってしまうんだ~!」 って思う方がいるかもしれませんが
誤解のないようにお伝えしておきます。



ここまで腫瘍が大きく成長するのは、ごく一部だとのこと。

ごまの腫瘍はかなり悪性度 ・ 進行度が高く、短期間でこうなってしまったとのこと。



あとは… 

◆ 歯茎の色から判断すると、貧血の進行が考えられる。

◆ 触診によると、内臓の腫れなどは見られない。 ってとこですかね。




そして、数年前から診察の度に言われていたことですが、最後の診察でも言われました。

「あんなにヤンチャだったごまちゃんが…」 って(笑)。  その節はご迷惑をおかけしました…(^^;)



寝たきりになり、病院へ行くこともなくなったごま。

絶叫すれば好きな所へ行くことが出来る魔法のじゅうたん(敷物)が
ごまの世界の全てになってしまいました。



さて。

今日も朝ごはんを拒否したごまですが、少し時間が経ったら食欲が出てきました♪



そこへ忍び寄る黒い影。



2 / 3 ぐらい食べたところで、顔をそむけてしまいましたが…



フェイントでした。



そのうちまめが立ち去りましたが…



遠くからガン見してました…(^^;)



最後に少しだけ、ほんのひと口だけ残してしまいましたが…



まめが耳を振り乱しながら、キレイに完食してくれましたとさ。


さあ、明日から3月…  目標まであと8日!

ドキドキの日が続きます。。。

Thank you !     See you !

2018年2月27日火曜日

飼い主のふたつの決断

昨日はごまの診察日。
(これまでの経過はこちらをご覧ください → 【今日の診察結果】



まず血尿が出て膀胱炎と診断され、この1週間抗生物質を飲んでいましたが血尿はおさまらず
さらに昨日の検査で、まだ細菌もウジャウジャいることが判明。

なので抗生物質の種類を変更して、様子を見ることに。



そして、昨日先生と話をして何を決断したかというと…



『これ以上、肥満細胞腫の治療は行わない』

つまり… これ以上、分子標的薬の投与は行わないという決断をしました。



週に2錠 → 3錠に増やし、2週間様子を見ましたが効果なし。

むしろ腫瘍はどんどん大きくなり、むくみも増す一方。

食欲にムラが出始め、頻繁にお花畑へ出かけていくごまの状態を考えると
もうこれ以上、肥満細胞腫と闘う必要はないかな… と。



投薬 ・ 休薬を繰り返しながら、計30錠投与してきました。

この30錠の分子標的薬が、ごまの命を半年間繋いでくれました。

2~3ヶ月の余命宣告から、よくここまで頑張ってくれました。



もうエエわ… とかではなく、この先は体に負担を与えるようなことは避けて
ごまがツラい思いをしない程度に、寿命と闘って行けばいいかな… と。



ということで、今後は完全に緩和ケアの方向へ舵を切ることになりました。

続ける薬はステロイド、抗ヒスタミン、H2ブロッカーの3種類
そして膀胱炎の治療のための抗生物質です。




そして、もう一つの決断は…

『ごまを病院に連れて行くのは、これで最後にする』 ということです。



昨日、病院から帰ってきた直後のごま。



ハーネスで補助しながら、玄関 → 車へ数メートルの移動。

病院では入り口の前に駐車出来たので、車 → 診察室への移動も短くて済みました。

家の玄関を出てから帰って来るまで
ハーネスの力を借りて数十メートル歩いた(正確には吊られた)だけなのに、もうぐったり。



分子標的薬の投与は行わないので、もう血液検査も必要ありません。

ということで、通院によるごまへの負担を考えて
今後は人間オンリーで薬をもらいに行くことになりました。



さて。

昨日の記事で、ごまが朝から食事拒否をしたことを書きましたが
なんとか食べてもらおうと、目の前にごはんを差し出しても…



ごはんがダメなら鶏肉はどうだ?




よしっ! 食べたっ! のは、このひと口だけ。



でもね、もう一回お昼にあげたらこのとおり♪



獲物を狙うまめと夢中で食べるごま。

そして、チャンスを伺うまめと敵に気付いたごま。  と、うっかり飼い主…(^^;)



さらに、間合いを詰めるまめと油断したごま。



この距離でも横取りしないなんて、まめ、イイ子だね~♪ \(^^)/  ん?



我慢ばかりさせて、まめがグレたら困るので… ヨシ! 許可する!



ぶっ込み方がソフトだな…(^^;)

少しだけカボチャを残して、もう食べ飽きてしまったごま。



このあとまめが、食器をピッカピカにしてくれましたとさ。。。

Thank you !     See you !

2018年2月26日月曜日

ドキドキのごはんタイム

こちらがあれこれ考えてたどり着いた、今のごまごはん。



ほぐした鶏胸肉、マッシュカボチャ、白米です。

ちなみに白米には、かつお節とチーズとキャベツのみじん切りを混ぜ込み
食べやすいように、ひと口大にまとめています。



昨日は晩ごはんの仕込みをしていると、うるさいの何のって…



まっ、食欲があるということで、少々の絶叫は大目に見てあげよう。

そんなごまの絶叫を聞きつけて、キッチンにやってきたまめ♪



吠え疲れたごま & ソフトに催促するまめの図。



さあ、食べてくれるかどうか、ドキドキのごはんタイムの始まりです。



ヨッシャ~! 食べた~!



しかも、かなり食い付きヨシ♪ (^^)

途中で休憩することも、ギブアップすることもなく見事に完食!



満足そうな表情してますね~♪



と思っていたら、こちらをガン見。



調子に乗るでない。



いやいや… 多少調子に乗っても、このまま食欲をキープしてくれたら…
と思っていたのが昨日の夜のこと。



そして今日の朝ごはん。



う~ん。 前途多難だな。。。

Thank you !     See you !

2018年2月25日日曜日

完全寝たきり生活に…

食欲が落ちてしまったごまの食事内容については、ただいま試行錯誤中。



昨日はお昼にバナナを食べさせましたが、3/4本食べたところでギブアップ。

晩ごはんのとき、何を食べてくれるか見極めようと 「白米 ・ 鶏肉 ・ カボチャ」 をあげたら
しっかり食べてくれました♪ \(^^)/  よっしゃ~!



今の状況では、栄養バランスなんことて言ってられません。

とにかく体力を維持できるよう、食べてもらう事が一番大事!

今朝もそれなりに食べてくれたので、この調子で食べ続けてくれますように…



さて、今日の本題。



タイトルのとおり、ごまは完全寝たきり生活に突入してしまいました。

今までもそれに近かったんですが、トイレのときは何とかハーネスを使って
起こして、トイレまで歩かせて、立ってオシッコをさせていました。



でも立ちシッコは、木曜朝のトイレタイムが最後となり
それ以降はウンもシッコも寝たままするという生活に。

でも、垂れ流し(?)ではなく、ちゃんと規則正しく排泄させてますよ。

無理に立たせていたころよりも、今の寝ながら圧迫排尿の方が
ごまも私も体力的に楽なような気がします。



さてと… ごま… ついに要介護5だな。

お世話するのは大変ですが、よくぞここまで頑張ってくれたなぁ… と感心、そして感謝です。



そんなごまの今朝の様子。



白目向いてるのを見たときは焦りましたが、昨日ほどグッタリではなく
「ごま、生きてるか?」 と声をかけたら、ちゃんと反応してくれました。



ず~っと寝たままなので、前足のヒジのあたりに床ずれが。



かさぶたが出来ているときもあれば、剥がれて血が出ているときも。

人間用のハンドリストでカバーしてみましたが…



すぐにズレてしまうので、靴下をカットしてカバーすることに。



これもいつの間にかズレてしまいますが、何もないよりはイイでしょう。



さて、こちらは夕方散歩から戻りソファに直行したまめ。

出すもん出してスッキリした顔してます♪



しっかり歩いた後だから、表情にもキレがありま…



あの… まめ…



結構なことで。



気が付けばもうすぐ3月。

そして気が付けば肥満細胞腫発覚から半年経ちました。

ウソみたいやね。。。

Thank you !     See you !

2018年2月24日土曜日

食べない…

昨日 「1日4~5回に分けて食べさせながら、今までどおりの食事量をキープする…」
と書いた途端に、ごまの食欲が一気に落ちてしまいました。



昨日は朝ごはんの残りを昼ごろに完食し、ヨシヨシ♪ と思っていたんですが
晩ごはんは2~3口食べただけで、もう興味無し。

寝るまでの間に、何度か食べさせようと試みましたが
ひと口だけ食べたり、顔をそむけたり、明らかに食べることを拒否。

結局、半分以上残してしまいました。



そして今朝。



寝起きが悪く、どうやら朝からお花畑見学ツアーに参加している模様。



30分ほどしたら、顔つきがしっかりしてきたので…



ここで、ようやく朝ごはん。

ちなみにこちらは、なかなか朝ごはんにありつけず、ふて寝するまめ…(^^;)



で、今朝のごまの食欲ですが…  全く食べようとしません。

その後も、顔を上げたり絶叫したりするたびに
「少しずつでも…」 と食べさせようとしているんですが、ひと口ふた口食べる時もあれば…



顔をそむけて明らかに拒否する時も。



でも、拒否している最中にまめが乱入してきたら…



いちおう自己主張…(^^;)



まめも何となく状況を理解しているようで、ごまのごはんを横取りすることもなく…

あの… まめ… そんな目で見んといてくれる?



このように、横取りもせずイイ子でいてくれたまめですが…



食べこぼしは執拗に攻めてました…(^^;)  



さて、今後のごまの食事、どうしたもんか?

カロリーを摂取するために、食べ慣れないものをあれこれ食べさせて
お腹を壊したり体調を崩したら本末転倒です。

かといって、これまで食べてきた食事には、興味を示さなくなっているし。



とりあえず、これまで口にしてきた食材の中から
カロリーの高いものを選んで食べさせるのが、今できる最善の策かなと。

食べてくれたらの話ですけどね。



次の目標の3月8日まで… ごま! 一緒に頑張ろう!  でも、無理はせんでエエからな。

Thank you !     See you !

2018年2月23日金曜日

あれれ?な出来事

※ 傷の画像があるので、閲覧注意でお願いします。


ごまの食事は、これまで1日2回で食べ切っていた量を
4~5回に分けて食べるというパターンになりそうです。

今のところ1日の摂取量に変化はないので
なんとかこれで体力を維持し続けてくれればと思ってます。



さて、今日も朝から絶好調のごま!

洗い物をする間、足元に寝かせていたんですが
側にいるだけでは物足りないようで、視線を外すと抗議が始まります。



別の用事でキッチンから離れようもんなら…



遠い場所から熱視線! そして絶叫…(^^;)

ちょっと対応に疲れている自分がいますが、グッタリしていることを思えば… 
と自ら言い聞かせながら、お付き合いしています。



そんなごまですが、ちょっと心配なことが…



足のむくみは相変わらず… というか、どんどん増して足の甲までパンパンに。

さらに数日前のことなんですが、前の日の夜には何ともなかったのに
朝ふと見ると、右後足のかかとの部分が…



膿んで破裂して、結構大きな穴が開いてしまいました。



今、膀胱炎の治療で抗生物質を飲んでいるので、化膿することは無いと思うんですが
分子標的薬の副作用で白血球数が低下しているので
抗生物質の投与が終わったあとは、少しの傷でも注意が必要かなと。



以上が本日のごまレポートで、ここからが今日の本題。 ← 前置き長っ!



まめ散歩のあとは、この台の上で体や足をキレイにします。



小柄で身軽なまめは、助走なしどころか垂直飛びの感じで、軽々この台にヒョイ♪


だったんですが…


2週間ぐらい前から、台に誘導すると…  あれれ?



躊躇するようになってしまいました。

さらに、誘導し続けると…



座り込んでしまいました。

そして、しばらく考え込んでから…



低い台経由で…




鼻の穴、開きすぎです。


まだまだ元気印だと思っていたまめですが、年相応の変化が出てきたようですね。

今はどうしてもごまに目が行ってしまいがちですが
まめの行動やちょっとした変化にも気を配らなければ… と、改めて思ったお世話係なのでした。

Thank you !     See you !


※ 分子標的薬 【パラディア錠50】  30回目投与